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父。

やっと更新いたします。
親愛なる皆様、お変わりございませんか。

更新が滞ってしまい、焦りや罪悪感など心苦しい日々を過ごして参りましたが、
わずか少数ですが『ブログ楽しみにしています』と応援してくださる方々のお力をお借りして、
底力入れ直したいと思います!!!

5月のことです。
数日前より不調を感じていた父が、
ようやく仕事の合間を縫い、朝早く母に付き添われ市内の病院を受診しました。

ところが昼過ぎになってもなんの音沙汰もなくて、なんとなくそわそわと落ち着かず、
いつもと少し違うという、些細な空気を感じ取っていました。
そんな矢先、不穏に鳴り響いた携帯着信音は不吉を装う以外の何物でもなかったのです。

『医者がね、家族に来てもらえないかって…言うんだよね。今すぐ来れる?』

頼りなさがにじみ出た母の声。
耳を疑うって言うのはこのこと。
母が付き添っているにも関わらず、私をも呼び出すとは…
まさか!!
父が今にも息絶え絶えになっているそんな姿を想像して、
足が震える感覚でした。

そんな訳で、
父が大病を患ってしまいましたが、なんとか一命を取りとめたのです。

沢山の方々が見舞ってくださいまして、この場をお借りしてお礼申し上げます。

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60代後半の父は、まだまだ現役でやらなければいけない菊地家における重責を担っている訳で、
この期に及んでも父の頭には仕事の心配しかない。
娘だから分かる。

だけど、もう無理はさせられない。
全てこの男に任せればいいと…私は言いました。

漁師育ちの漁師より一回り小さめではあるけれど、
家族の全てを背負ってくれている温かくて優しいこの背中に。

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それぞれの思いがあるから、一筋縄ではいきません。
ほんとにほんとに色々あるし、前途多難。

だからこそ、いい人生になる。
そう思うよ。燃え尽きよう一緒に。

そして、この子たち(息子・虎と娘・姫)が未来を生きてく。
ほら素晴らしい!!!

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手術から2か月、全てが日常に戻り父もまた漁に出ています。
薬の副作用、そしてきっと図り知れない不安と戦いながら。

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日光東照宮の石段で築かれた険しい登り坂の、
本当にキツかったその途中で目に飛び込んできた木製の立て板。
心奪われたその光景をよく思い出す。

『人の一生は重荷を負うて 遠き道を行くが如し 急ぐべからず』

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今年の昆布はぼちぼちといったところでしょうか。決して悪くはない。

『及ばざるは過ぎたるより優れり』…とする!!!

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